「手伝うよ」と気軽に言っておきながら、いざ頼もうとすると
「ちょっと待ってね」と後回しになる経験、誰しもあるのではないでしょうか。
今回は、そんな「手伝う」という言葉の裏側にある心理を、
具体的なシチュエーションを交えながら深掘りしていきます。
- 人から頼まれ事を頼まれがちで困っている人
- 相手の言動に振り回されやすい人
- より円滑な人間関係を築きたい人
「手伝う」と言ってくる人はどんな人?
「手伝う」という言葉の裏側には、大きく分けて2つの心理が考えられます。
本当に忙しいから、今は手伝えない
「手伝いたい気持ちはあるんだけど、今やってるプロジェクトが山積みで…」
「この資料を仕上げないとまずいから、手が空いたらすぐに行くね!」
このように、本当に手が離せない状況で「手伝う」と言ってくる人もいます。
このタイプの人は、あなたのことを助けたいという気持ちは本当です。
しかし、言葉に「今すぐ」や「すぐに」といった言葉を足して、あなたの期待値を調整しようとしている側面も。
「今すぐ」という言葉に期待しすぎると、相手が本当に忙しいときに
「なんでまだ手伝いに来てくれないの?」と不満に思ってしまうことも。
優しい人に見られたい
「手伝うよ」と言うことで、相手に親切な人と思われたいという心理が働いているケースも。
「ちょっと手が止まっているなら、力になるよ」
「何か困っていることがあったら、いつでも言ってね」
このような言葉は、一見すると親切心から発せられたように聞こえますが、
実は相手に「自分は優しい」というアピールをしている可能性も。
「いえいえ、大丈夫ですよ」と言われたいがために、あえて「手伝うよ」と言っているのかもしれません。
なぜ「手伝う」という言葉に期待してしまうのか?
「手伝う」という言葉は、誰にとっても嬉しい言葉です。
「助かる!」「ありがとう!」と、思わず感謝の言葉が口をついて出てしまうことでしょう。
しかし、この言葉の裏側にある心理を理解することで、期待しすぎないようにすることができます。
期待しないためには?
「手伝う」という言葉に期待しないためには、相手に行動を求めるのではなく、具体的な行動を提案することが大切です。
例えば、「この資料の3ページ目を手伝ってくれませんか?」や
「会議の資料をコピーするのを手伝ってもらえませんか?」と、
具体的に何を手伝ってほしいのかを伝えることで、相手も「手伝おう」という気持ちになりやすくなります。
また、「手伝ってくれる?」ではなく、「手伝ってくれますか?」と丁寧な言葉を使うことも効果的です。
丁寧な言葉を使うことで、相手はあなたの頼みを真剣に受け止めてくれる可能性が高まります。
理想は、言わずとも行動に移せる人
誰かに頼らずとも、率先して行動できる人は、周囲から頼りにされる存在です。
「手伝う」という言葉に振り回されることなく、自分から進んで行動できるようになりたいものです。
「手伝う」という言葉の裏側には、様々な心理が隠されています。
相手の言葉に振り回されず、具体的な行動を求める、丁寧な言葉を使うなど、
状況に合わせて適切な対応をすることが大切です。
そして、最終的には、誰かに頼らずとも、自分から進んで行動できるようになることが理想です。
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