「仮面ライダーって子ども向けでしょ?」
そんなふうに思っている方にこそ、『仮面ライダークウガ』を観てほしいです。
2000年に放送されたこの作品は、平成仮面ライダーシリーズの記念すべき第1作。
これは
大人が見ても面白い仮面ライダーであり
心を動かす人間ドラマなのです。←ここ大事
優しくて、明るくて、人を笑顔にすることを大切にする主人公・五代雄介が、
誰かのために覚悟を決めて戦う。
そんな姿に、私は何度も心を動かされました。
仮面ライダーを「大人が観るのは恥ずかしい」なんて思う必要はまったくありません。
本当に面白いので紹介したいと思います!
ぜひ最後までお付き合いください。
- 子どもの頃に仮面ライダーを観ていた20代〜30代の男女
- 「仮面ライダー=子ども向け」と思い込んでいる大人
- 最近の仮面ライダーは観ていないが興味はある人
- 人間ドラマやリアルな描写が好きな人
- パートナーが仮面ライダー好きで気になっている人
- 「大人になって仮面ライダー観るのって恥ずかしい?」と感じている人
仮面ライダークウガのおすすめ回
20年来の仮面ライダー好きである私がおすすめするお話はこちらです。
ドラマパートでもおすすめしたい部分は多くあるのですが
今回のテーマは仮面ライダーなので
戦闘シーンが魅力的なものをピックアップしました!
第2話「変身」──教会での魂の変身シーン
クウガ好き100人中150人が大好きと言うであろう
第2話のラストシーンです。
今作の敵である「グロンギ」に
家族を殺されて涙を流す少女を見た五代雄介
未確認生命体の襲撃を前に、覚悟を決め自ら変身することを決意します。
それまで“変身ベルト”に振り回されていた彼が、「変身!」と叫ぶあの一瞬。
「こんな奴らのために、これ以上誰かの涙は見たくない! みんなに笑顔でいてほしいんです! だから見ててください! 俺の、変身!」

仮面ライダー史に残る名言です
舞台は、燃え盛る教会の中。
神聖で熱い空気の中で、ただ一言に全身全霊を込めて「変身」と叫ぶ雄介。
ここで私は、「これはただのヒーローものじゃない」と確信しました。

今どきの仮面ライダーにはない迫力のある戦闘ですね

本当に命をかけて戦ってる感じが伝わるよ
命を懸けて人を守ることを、自分の意志で選んだ瞬間。
この場面が『クウガ』という物語の“核”だと、今でも感じています。
第18話「喪失」・第19話「霊石」──復活のクウガと今後の布石
そして、私がどうしても語りたいのが
第18話「喪失」と第19話「霊石」です。
キノコ種怪人毒を受けて瀕死になった雄介は、
一度は変身できなくなってしまいます。
でも、それでも、誰かを守るために立ち上がる。
そのとき現れるのが、白いクウガ──グローイングフォームです。
これは「進化」した姿ではありません。

むしろ弱くなったんです(笑)
体調が万全でない時や、戦う覚悟が揺らいでいる時に現れる、不完全なクウガの姿。
それでもなお、傷つきながら前に進もうとする五代の姿に、胸を打たれました。
強さとは、力ではなく、立ち上がろうとする心のこと。
この2話を観て、私はそう強く感じました。
五代雄介は「優しさ」で戦うヒーロー
ここからは仮面ライダークウガの魅力的な主人公である
五代雄介について語らせてください。
五代雄介という主人公は、どこまでも優しい人です。
彼はただ戦うのではなく、「みんなの笑顔を守りたい」という想いで行動します。

今回の作品のテーマでもあると思っています。
でも、未確認生命体との戦いは、決してスカッと勝つようなものではありません。
一般市民に被害が出る現実、警察の苦悩、仲間の葛藤──
あらゆる視点で「命」と「正義」が描かれます。
その中で雄介は、少しずつ、確実に「戦う責任」を自分の中に受け入れていきます。
彼の成長の物語でもあり、
周囲の人々がその覚悟を見て変わっていく群像劇としても楽しめる作品です。
子ども向けの仮面ライダーを、大人向けのドラマへ
『仮面ライダークウガ』は、子ども向けとして作られた作品です。
しかしその中身は、あまりにも“大人向け”です。
- 正義とはなにか
- 命を奪うことの重さ
- 優しさを持ち続ける勇気
- 戦いを選ぶ覚悟
こうしたテーマを、ヒーローという枠を超えて真正面から描いた物語です。
だからこそ、「仮面ライダーが好きな大人」にも刺さるんですよね。
恐ろしいほどリアルだったクウガの世界観
『クウガ』はとにかくシリアスなシーンが豊富です。
私がリアルタイムで観ていてトラウマ級に怖かったのが、
グロンギ怪人「メ・ガリマ・バ」の殺人方法。
でっかい鎌で、首をスパンと一太刀……!
あまりの恐怖に、私は思わず台所に隠れて耳をふさいでました(笑)
人間の殺し方がやたらとリアルで、何よりすべてが現実的に描かれているのです。
- 犯行現場には具体的な地名が表示される
- 報道風の演出で、事件の時刻がリアルタイムで流れる
- 刑事たちの捜査シーンも、実際の警察ドラマのような緊張感
だからこそ、「本当に現実で起きてる事件なんじゃないか」と
錯覚してしまうほどの臨場感があります。
仮面ライダーの中でもシリアス度はトップクラスだと思います。
「仮面ライダーが好きな大人」は、恥ずかしくない!
最近、「仮面ライダーが好きな彼氏」や
「夫の趣味が仮面ライダー」って話、よく聞きますよね。
中には「それってやばい?」とか「特撮好きって気持ち悪い?」なんて言われることもあります。

私もその年で…?と友人に言われたことがあります(笑)

笑って話してるけど
心は泣いてるのが伝わってきます
でも、私はそうは思いません。
実際、私も仮面ライダーが趣味なんですが、
その“子ども心”があるからこそ、
優しさや正義感を持った大人でいてくれるんだと思います。

自分で言わないでっ!
大人になっても仮面ライダーが好きって、ちっとも変じゃない。
むしろ、そんな作品にもう一度出会えるなんて、素敵じゃないですか。
まとめ:『仮面ライダークウガ』は、大人が観ても面白い!
最後にもう一度伝えたい!
もし、今のあなたが──
- 最近の仮面ライダーにはピンとこない
- 人間ドラマが好き
- 成長する主人公に心打たれたい
…そう感じているなら、『仮面ライダークウガ』は絶対に観るべきおすすめ作品です。
五代雄介という優しいヒーローが、
あなたの心に、きっと何かを残してくれるはずです。
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