みなさんは「主語のない人」と聞いて
どんな人を想像しますか?
会話の中で何度も聞き返したり
相手の言っていることが
なかなか理解できなかったりする
経験はありませんか?
今、何の話をしているのかわからない時があるよ…
実は、それには「主語がない」話し方が
関係しているかもしれません。
この記事では、「主語のない人」の特徴や、
そうした人と話す時の対処法などを解説します。
- 「主語のない人」とコミュニケーションを取らなければならない人
- コミュニケーションスキルを向上させたい人
- 「主語のない人」について知りたい人
なぜ「主語がない」と伝わらないの?
結論から言うと
「主語がない」話し方では
相手に「誰が」「何が」といった情報が伝わらないため
話の内容が理解しにくくなってしまうのです。
例えば、「あれやっておいて」と言われたとして、
「あれ」が何を指しているのかが分からなければ、
相手は何をしてほしいのか分かりません。
このように、主語がないと
相手に余計な想像をさせてしまい
スムーズなコミュニケーションが
難しくなってしまうのです。
仲いい人同士なら「あれ」「それ」でも何となく通じるよね
「あれ」「それ」も無い場合もありますよね
主語のない人の特徴
「主語のない人」には、
いくつかの共通する特徴があります。
ここでは、代表的な特徴をいくつか紹介します。
相手がわかっていると思い込んでいる
相手も自分と同じ情報を持っていると思い込んでいるため、
説明を省略してしまうことがあります。
「昨日行ったじゃない」と言われても、
「昨日」どこに行ったのかが分からなければ、話についていけません。
仲が良ければ良いんだけどね
自分の説明がうまいと思い込んでいる
言葉足らずでも、
自分の説明で十分に伝わっていると
思い込んでいる場合があります。
しかし、実際には相手に誤解を与えていることも少なくありません。
昔の自分を思い出す…
相手は理解できていないから、もう一度話さないといけなくなりますよね。
相手への配慮が足りない
相手が理解しやすいように
説明するという意識が薄い場合があります。
自分の言いたいことだけを一方的に話してしまうため
相手は置いてきぼりになってしまいます。
思いつきで話してしまう
頭に浮かんだことをすぐに口に出してしまうため
話の構成や相手への伝わり方を考えていないことがあります。
これらの特徴は、
必ずしもすべての人に当てはまるわけではありませんが
「主語のない人」を理解する上で、重要なポイントとなります。
主語のない人にイライラする
「主語のない人」と話していると、
イライラしてしまうことがあります。
それは、相手の言っていることを理解するために、
何度も聞き返したり、自分で考えたりする手間が増えるからです。
例えば、「あれ、どうなった?」と聞かれたとして
「あれ」が何を指しているのか分からなければ、
「何のことですか?」と聞き返さなければなりません。
このように、何度も聞き返すことで、
会話がスムーズに進まなくなり、イライラしてしまうのです。
主語のない人と話すと疲れる?
「主語のない人」と話していると
疲れてしまうことがあります。
それは、相手の言っていることを理解するために
常に頭を働かせていなければならないからです。
相手の言葉の断片から
何を言いたいのかを推測しなければならないため
精神的な負担が大きくなります。
特に、初めて会う人や、
あまり親しくない人と話す場合は
相手のことをよく知らないため、
推測が難しく、さらに疲れてしまいます。
主語のない人が逆ギレする場合もある
「主語のない人」に、
質問の意味が分からなくて聞き返すと
逆ギレされることがあります。
これは、相手が
「自分がきちんと説明しているのに、なぜ分からないんだ?」と感じてしまうためです。
相手は、自分が話している内容を
相手も当然理解していると思い込んでいるため
聞き返されることで、自分の説明不足を指摘されたように感じてしまうのです。
主語のない人は頭良い?
「主語のない人」の中には、
頭の良い人もいます。
頭が良い人は、物事を簡潔にわかりやすい言葉で
表現する傾向があるため
説明を省略してしまうことがあります。
また、相手の理解力も高いと考えているため
言葉足らずでも伝わると考えている場合があります。
しかし、必ずしも頭が良いから
主語がなくなるというわけではありません。
「主語のない人」と話すと疲れる理由のまとめ
「主語のない人」と話すのは
時にイライラしたり、疲れたりすることがあります。
しかし、相手の特徴を理解し、適切な対応をすることで
スムーズなコミュニケーションを図ることができます。
大切なのは、相手に分かりやすく説明するように促したり
質問の意味を丁寧に確認したりすることです。
また、自分自身も、話す際に主語を意識することで
相手に分かりやすく伝えるように心がけましょう。
この記事が、みなさんのコミュニケーションの一助となれば幸いです。
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