熱波師としての失敗談の数々…
私は都内の某温浴施設で3年間ほど熱波師をしていました。
「サウナが好きで好きで自分が熱波師になっちゃいました〜!!」
ってわけではないです笑
本当に会社員によくあることなのですが
サウナのある温浴施設に異動となり、仕事としてやることになりました。
最初は嫌でしたよ。
だって
サウナ嫌いだもん!!
そんな私が、何とかサウナの灼熱の熱さを克服したくましく成長していったのです。
その境地に辿り着くまでいくつもの修行を重ねて…
いや、長くなる笑
そんな元熱波師の私も、最初から一人前の熱波師ではなかったわけです!
そこで今回は私が熱波師時代にやらかした
数々のサウナやアウフグースでの失敗談やトラブルを紹介したいと思います!
- 30代のサウナ好き男性
- 元熱波師•現役熱波師の方
アウフグースとは何?
よく勘違いされるのですがロウリュとアウフグースは違います!
もし、女の子とサウナデートに行って、
「ロウリュとアウフグースって何が違うの?」
と聞かれた時にちゃんと答えられますか???
意外と皆さん勘違いされている方が多い!!!
ロウリュとは
ロウリュはサウナにある暖炉の上のサウナストーンと呼ばれる石に水をかけて蒸気を発生させます。
そうすることで、サウナ全体の湿度や熱気が上がり発汗を促してくれるのです。
ロウリュは何もしない!ただ水をかけるだけ!
よく勘違いをされている方がいるんです。
いつも、お客様から聞かれる時に
「違う違うそうじゃな〜〜〜い」って
指摘したくなるのをぐっと我慢してきました。
急に歌わないで(笑)
アウフグースとは?
先ほど紹介したロウリュをして
発生した蒸気をタオルを使ってお客様の方へ仰ぐのです。
だいぶ違いますよね??
追加でタオルをくるくる回しちゃったりと
サウナ内でのエンターテインメントがメインです。
サウナの中だとじっと我慢しなくちゃいけないし、退屈に思う方もいると思うのですが
アウフグースを受けているとあっという間に時間が過ぎてしまいますよ!
発祥の地はフィンランドではなくドイツなんですね〜
ちなみにドイツもサウナ王国だよ
サウナでの失敗談
何を隠そう私はポンコツでした…←(自分で言うな)
失敗ばかりでプロとしてあるまじき行為やミスを何度と繰り返してきました。
でも大丈夫!
毎回落ち込むのですが
今こうして何事もなく生きているのでノーダメージでございます(笑)
サウナでの失敗談 その1
アウフグースを始める前は、アロマの入った水をサウナストーンにかけて、蒸気を充満させます。
そのあと、その蒸気をタオルで仰ぐのが一般的です。
そんなある日、私はなんとアウフグースで使用するアロマを入れ忘れてしまいました。
「今日は〇〇の香りです」
と案内しながらアウフグースを始めたものの、
お客様から
「何も香らないよ」
と指摘されて初めて自分のミスに気づきました。
頭が真っ白になり、咄嗟の言い訳もできず…プロとしてあるまじき失態です…←(T_T)
しか〜し!
2セット目の前にスタッフに「アロマ持ってきてー!」と慌ててアロマを取りに行ってもらいました笑
そして、いつもの倍の量でアウフグースを行いました。
お客様にも説明し、なんとか事なきを得ました笑
結果オーライだったね
サウナでの失敗談 その2
別の日のアウフグースでは、グリーンティーの香りのアロマを使用していました。
ところが、お客様への案内の際、なぜか
「今日の香りはマスカットティーです」と伝えてしましました。
ん???
という空気がサウナ全体に広がります。
事前に今日はこのアロマの香りを使いますよーと案内していたため、お客様は皆「あれ?何か違う?」という表情。
私も「あれ?今何か変なこと言ったかな?」と思っていると
私は気づいたのです。
…
…
…
「そういえば、出勤時にマスカットティーを飲んだんだ!」と…
頭の中の記憶にあった緑色っぽいイメージのお茶が混在しておりました(笑)
しかし時すでに遅し…
私のアウフグースのトレーナーが客席でお客様役で受けていたのですが
「グリーンティーでしょうがああああああ!」とつっこまれるというサウナでの恥ずかしい体験をしました。
サウナでの失敗談 その3
10分間のアウフグースでは、お客様の汗を促進するだけでなく、エンターテイメント性も求められます。
しかし、私はもともと人見知りで、トークも苦手。
いつも何かアドリブで盛り上げようとしても空回り…
頭が真っ白になり、何も話せなくなってしまいました。
人見知りでコミュ力もない…
一番不向きな仕事だったかも…(笑)
そこで、ひらめきました!(ピカーン!)
熱波のパフォーマンスで勝負しようと決意。
最初は弱めの風から徐々に強くし、お客様の反応を見ながら全力でタオルを振り続けました。
なかなかに好評
強い風に切り替えた瞬間のどよめき!
心のなかで
「これはいいぞ!!」
「盛り上がってるぜ!!!」
「俺は天才なのか???」←おい
と、一人で満足感を得ておりました。
しかし、熱中しすぎて予定時間の10分を軽く超えていました。
高齢のお客様などの体力を考えて
先輩から時間は厳守するように伝えられていたよ(泣)
その後もアウフグースを続け、サウナ内とは思えないほどの全力パフォーマンスでフラフラになってしまい、私はその場で倒れ込みました。
そうです。見事に自爆しました…
以前、師匠(上司)からも
「いいかベルオ…どんなに辛くても、お客様の前では平然とした顔をしているのがプロだ」
と教わっていたため、自分が情けないと同時に、お客様に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
反省…
サウナでの恥ずかしい失敗談を通して
熱波師として多くの恥ずかしい失敗を経験しましたが、
その度に反省し、お客様に喜んでいただけるよう努力してきました。
これらのサウナでの恥ずかしい失敗談は、お客様目線のサービスの大切さを改めて教えてくれた貴重な経験です。
お客様を喜ばせるにはどうすればいいか、プロとしてのあり方を教えてくれる大事な仕事でもありました。
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